私は受験生たちを病気と見ることは極力しないようにしています。ケアの力で立ち直るのであれば、何とか立ち直らせてあげたいと思っています。人間を治すのは人間の心で、その心を入れてあげることこそケアだと私は考えています。私がこの受験生のことを考えると今まで越えなければならない山を越えてきていないように思えて仕方がありません。山というのは人生の中でいくつもあり、それを乗り越えることで人間は成長していくのです。しかし、目の前に山が迫った時に逃げてしまったり、自分で解決せずに親がすぐに手助けしてしまうと本人は全く成長せずに大きくなってしまいます。一つの山を越えた経験がないから、もっと大きな山にぶつかれば当然超えられず、逃げてしまうのです。そうなるとその人問の成長はそこで止まってしまい、結局はそのまま大人になってしまうのです。大人といっても山を越えていないから、ただの大きな受験生でしかなくなってしまいます。
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