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ドクター、患者も加わった三人四脚での入れ歯づくりができる

2011年01月21日

いまの話は、歯科技工士の側からのメリットだった。言わずもがなだが、そのメリットから、患者さんにピッタリ合うMTコネクターが誕生している。歯科医のT先生は診察やカウンセリングはするが、直接、MTコネクターをつくることはない。しかし、先生と協力し、患者さんにピッタリ合うMTコネクターづくりを実現している。T先生は昭和大学歯学部を卒業。歯科医師の資格を取ってから10年程前になるが、いくつか他の歯科クリニックの勤務を経て、そのあと技工所に併設されたこの歯科クリニックに勤務し、1年半が経過している。「私が先生のところを希望したのは、MTコネクターに大変興味があったからです。歯科技工所と歯科クリニックがドッキングしたシステムにも、非常に興味がありました。話をさせていただいて、入れ歯づくりにかける先生の情熱に共感して、私も患者さんの治療に携わることになりました」ところでT先生は、保険でつくる入れ歯をどう評価しているのだろうか?「私は、保険の義歯がすべて悪いとは言いません。先生が話されたかもしれませんが、診察時間や製作時間、それに調整に費やす時間などの時間的制約から、なかなかいい義歯ができにくいのです」では、歯科クリニックと歯科技工所が一体化した日本では珍しいシステムは、歯科医にとってどんなメリットがあるのだろうか?「普通のシステムですと、ドクターが要望を聞いて技工士さんに伝えます。このシステムでは、ドクターがどう伝えるかの問題も含めて、患者さんの本当の思いが伝わりにくかった側面があります。歯科クリニックと技工所がドッキングした最大のメリットは、治療を受けた患者さんが、その場で技工士さんに直接、要望が言えることです。コネクターづくりに患者さんも参加できる……。ここに、歯科クリニックと技工所がドッキングした最大のメリットがあると考えています。その場に私もいますから、患者さんも交えて、先生と緻密な相談ができます。オーダーメイドの服をつくる場合、デザイナーや縫製者に直接、要望を伝えれば、希望どおりの服ができます。それと同じですね」三人四脚ここで、私にそんな言葉が浮かんだ。患者さんとドクター、それに歯科技工士の3人が呼吸を合わせ、ピッタリ合うMTコネクターづくりをおこなう。その連係プレーには、この「三人四脚」という言葉がピッタリ合う。